ソイソースマガジンオンライン様に寄稿をした軽減税率の記事が、本日アップされました。
【軽減税率】オロナミンCは8%だけどリポDは10%?適用基準が複雑な対象商品一覧
【軽減税率】マクドナルドでテイクアウトした商品を、やっぱり店内で食べたら10%になるのか?
今年の7月に、若手ビジネスパーソン向けにリリースされたWEBメディアです。
硬軟多岐にわたる記事を掲載されています。
今回の寄稿は、「消費税の軽減税率とは、具体的にどういったものなのかを分かりやすくまとめて発信したい」というご依頼でした。
ペルソナの精度を上げる
原稿を書いていて、あらためて感じたことは、やはりブログとは違う…という点です。
ブログの場合は、税金記事も含めて、完全に主観オンリーで好き放題書いているのですが、寄稿のご依頼となると、いつもの調子では書けません。
そこで、あらためて重要だと感じたことは、
・誰に対して
・誰がどんなスタンスで
・どういう内容を書くのか
という3点です。
・20代~30代のビジネスパーソンがホットゾーン
・税理士向けではない
・文章を崩しすぎない
・なるべく専門用語を使わずに、かつ平易すぎない言葉
・一般消費者目線で何がしりたいのか
・税理士という立場でどう書くか
・主観と客観のバランス
このあたりを意識して書きました。
とくに、主観と客観のバランスには注意を払いました。
軽減税率は、絶対必要と言う人もいれば、天下の愚策という人もいます。
私もいろいろと思うところはあるのですが、私の意見をツラツラと書いても、「軽減税率とはそもそも何か」という論点とズレてしまうので、客観性重視のつくりにして、主観は抑えめというスタンスにしました。
ペルソナをしっかりイメージすることは、難易度が高く、骨が折れる仕事です。
しかし、その分、完成した記事の精度は高くなります。
そして、ペルソナだけではなく、書き手のスタンスも意識することが、寄稿や出版に求められるのではないかと思います。
言葉だけで伝えるのは高難度な仕事
原稿を書いていて、特に強く感じたことは、文章だけで分かりやすく伝えるのは、難しいということです。
私は、税金記事を書く時は、全体像をイメージしやすいようにパワポで図を作成して書くことにしています。
今回のご依頼内容は、ワードでの記事作成でした。
税金記事を、図を使わないで書いてみると、これが難しい。
ちょっと油断すると、税理士にしか分からないような言葉とか表現を使ってしまいます。
巷では、税理士が書く税金記事は分かりづらいと言われていますが、その意味があらためて分かりました。
分かりづらいことを、文章だけで分かりやすく書くのは、間違いなく高難度な仕事です。
編集から学ぶことは多い
編集していただいた原稿を確認して、あらためて編集って大事だなと感じました。
細かい言い回しや表現、文章の順番などを手直ししていただくと、とても見やすい記事に生まれ変わっていました。
鍛冶職人に鍛えてもらって、刀がピカピカになったようなイメージです。
編集ってすごい。
原案と公開したものを見比べると、どういう表現や構成にしたほうが、よりよかったのかが、分かります。
やはり、実践で学ぶのは楽しいですね。
執筆のご依頼は随時受け付けております。