「忙しい」という言葉。
これは一種のアピールです。
忙しいアピール
私は会社員時代、「忙しい病」でした。
朝7時出社で終電帰り、土日も出社。
毎日忙しくしていました。
そしてもれなくアピールしていました。
当時の感覚は思い出せませんが、「忙しいアピール」をして認めてもらいたかったのでしょう。
恥ずかしいことに、露骨に嫌な対応をされるまで気づきませんでした。
それからは忙しいという言葉は使っていません。
「忙しい」で自分をアピールするのは悲しいです。
自分の器の小ささを自分で露呈してしまっているのですから。
忙しいということは、それだけ自分をコントロールできていないことです。
本当に忙しい人は、忙しいと言わないし、自己投資を惜しみません。
しかし、昔の私のように、いつも忙しいと言っている人は、自己投資をしている時間もないと言います。
本当にそれでいいのでしょうか。
「忙しい人生から抜け出す=人生を変える」というと大げさですが、実はすぐにでも始められます。
手放す
手放す。
これは人生においてキーワードとなります。
やめる、捨てる、断る、離れるとも言えます。
・タバコなどの悪習慣をやめる
・自分が成長しない従来の仕事を捨てる
・違和感のある依頼を断る
・愚痴や悪口ばかり言っている人から離れる
どうでもいいことに時間を使わないということです。
手放せば必ず時間が生まれます。
手放すことに躊躇するのをやめましょう。
一旦手放してしまえば、今まで自分が意味もなく使っていた時間の大切さに気づきます。
今日からできる最も簡単で、かつ効果がすぐに表れることは、「ネットを見ない」ことです。
目的があるとき以外はネットを見ないと決めましょう。
特にSNSとYouTubeは、時間がみるみる奪われます。
そしてSNSとYouTubeを見ることが習慣となり、なんとなく接続しているのが当たり前になってしまいます。
現代で最も中毒性のあるもののように思います。
SNSもYouTubeも得られるものがあればいいのですが、なんとなく見るというのをやめましょう。
面白いがゆえに、中毒性も強いです。
そして時間だけが失われます。
慎重派の私がはまった計画づくり
私は慎重派です。
1日1個新しいことにチャレンジし、新しい経験をすることに躊躇しないと意識して過ごしていますが、ナチュラルな行動派の方と一緒にいると、決断と行動スピードの速さに驚きます。
そして、ナチュラルな行動派の方は、自分の決断や行動が速いとは思っていないようです。
意識していないと、どんどん置いていかれる一方です。
特に、計画を立てるときに痛感したことがあります。
行動派の方と、あるプログラムを一緒に取り組んだときに、私はノート1冊分思考を書き出して計画を練っていたのですが、その方は自分が大切だと思う要点のみを抽出して計画し、すぐに実行に移っていました。
その方からしたら、いつまで考えているのといったところでしょう。
計画する間も、人生の大事な時間を使っています。
その間も、どんどん時間は流れていきます。
実行に移す時間が延びれば延びるほど、時間を失います。
思考するのは楽しいことでもありますが、私のようなナチュラルな慎重派は、行動スピードを速くして、若干フライング気味かなと思うくらいがちょうどいいです。
手放し、行動スピードを上げれば、スケジュール通りの実行が少しずつできるようになります。
その過程でタイムマネジメントの意識も強くなります。
そして自然と「忙しい」という言葉を使わなくなります。