できることをやり続けた先に、やりがいが生まれる。
昔よく言われた言葉です。
7年半営業をやり続けた先に、やりがいは生まれませんでした。
「できることをやれ」は厳しい言葉
「何ができるの」
「やりたいことより、できることをしろ」
よく耳にする言葉です。
私もよく言われました。
でも今の仕事に悩んでいる人は「自分にできることは何だろう」と悩んでいます。
「できることは何だろう」と悩んでいる人に「できることをやれ」というのは厳しい言葉です。
できることをやって、仕事や人生が充実する人は、前提として、自分のありたい姿がある人です。
ぼんやりとでも理想の姿があって、できることをやることによってその姿までたどり着けると思うからできることをします。
サラリーマン時代と同じような業種や職種で、独立するのはこのタイプの人です。
選択肢が少なすぎる
そもそも「いまの自分にできること」って少ないのではないでしょうか。
会社に所属している限り、すべてを自分でやることはあり得ません。
・ずっと営業をしているので営業しかできない
・ずっと研究をしているので研究しかできない
・ずっと経理をしているので経理しかできない
このように、自分のありたい姿をぼんやりとでも思い描かずに、いまできることをやると考えてしまうと、結局、できることは今までと同じような仕事になります。
今の仕事自体に悩んでいる人が、今と同じような仕事を選ぶことになります。
選択肢が少なすぎます。
自分は何ができるのだろうと悩んで答えのでない人が、一番最初にすることは、まず自分がどうありたいのか、どういう人生にしたいのかを決めることです。
選択肢を広げるために
自分のありたい姿が「いまの自分にできること」では叶えられないのであれば、「いまの自分にできないこと」も選択肢に加えて考えてみましょう。
考えるというより、楽しく妄想しましょう。
・「いまの自分にはできないけどできれば人生最高に楽しくなる」
・「いまはできないけど、やったことがないからできないだけであって、やればできるようになる」
・「やってみなければわからない」
こういう妄想です。
私はこのタイプです。
仕事の選択肢は、きっとひとつではないはずです。
まずは、自分のありたい姿を思い描くことから始めましょう。