独立して1年が経とうとしています。
会社員時代を振り返ると、まったく違う人生を選んだなと実感します。
ワークもライフも一緒
独立して意識は大きく変わりました。
会社員時代は、出世・給料・人間関係が気になっていましたが、今は違います。
限られた時間と労力でいかにクライントに満足してもらうかを常に考えています。
会社員時代は、ここまで真剣に考えることはありませんでした。
余計なことに意識を向けなくなったぶん、仕事も日常生活も大切なことに意識を向けられるようになりました。
ワークライフバランスという言葉とは少し違います。
ワークライフバランスは会社員目線のような気がします。
フリーランスの場合、ワークとライフのバランスをとる必要がないのではと考えています。
四六時中働くという意味ではありません。
綿密なタイムマネジメントとスケジュール管理は徹底します。
そのうえで、仕事も日常生活の一部という考えです。
働き方が生き方そのものなのです。
自由と責任は表裏一体
ある程度の収入を得て、そのお金を使う時間がないほど働くのか、収入はそこまでなくても時間を自由に使えるように働くのか、どちらがいいでしょうか。
人の価値観によって違います。
私は両方経験してきた結果、収入の多さよりも自由な働き方を選んでいます。
自由に仕事をするということは、簡単に仕事がなくなるということでもあります。
自分がやりたい仕事でも、クライアントが満足しなかったら、契約は継続しません。
それが続くと食べていけなくなります。
自由と責任は表裏一体です。
フリーランスは会社員とはまったく違います。
一人で仕事を完結し、直接報酬を受け、そして全責任を負います。
会社員時代にはない厳しさがあります。
学歴、職歴、肩書など何の役にも立ちません。
今の自分の力で結果を出さなくてはならない実力の世界です。
少数派として生きる
独立して最もよかったことは、精神的な充実です。
人生楽しいなと感じることが多くなりました。(楽ではありませんが)
会社員時代は、クライアントよりも自社、仕事よりも組織を重んじていたように思います。
本来、自分がやりたいこととはまったく違うことをしている…
会社員は組織の一員なので、組織のなかでうまく立ち回ることが、すべてに優先します。
上司、同僚、部下との関係をうまく構築することが求められます。
そしてそれは本来の仕事とは関係のないことです。
だから仕事がおもしろくない。
実力があってもうまく立ち回れない人は、組織にはいられなくなります。
そう考えると、日本は個人事業主にやさしくない国だなと感じます。
個人事業主を守る社会制度もなく、受け入れる会社も多くありません。
しかし、独立したいという想いがあり、多少なりともお金に余裕があるならば、早く動き出したほうがいいです。
独立するかどうかで悩む時間はもったいないです。
独立する前もした後もやることは、たくさんあります。
実際に動き出しながら悩みましょう。
私は、考えすぎて多くの時間を使ってしまいました。
結局やってみないと、何もわかりません。
今、確実にいえることは、「独立してよかった」ということです。