過去の口癖を振り返り、今の口癖と比較すると、まったく違います。
意図的にやめた口癖があり、意図的に始めた口癖があるからです。
口癖を直すのは簡単ではない
ネガティブな口癖をやめて、ポジティブな口癖にしようと言われています。
しかしこれはなかなか難易度が高いです。
精神状態を表す口癖
つらい精神状態、モヤモヤしている精神状態が続くと、ネガティブな口癖がでます。
会社員時代、嫌な思いをしているときは、ひどい口癖がありました。
根源をなんとかしないと口癖を直すのは難しいでしょう。
なんとなく使っている口癖
自分では意識していないから、そもそもネガティブ・ポジティブといったことを考えません。
誰かに指摘されても、受け入れられるかは疑問です。
自分で気づく日が来ないと、ずっと口癖のままのような感じがします。
意図的に修正した口癖
私が過去に修正した口癖のケースです。
人の振り見て我が振り直す
口癖「でも」
いつの頃からか口癖になっていました。
相手を否定するつもりで使っていたわけではないのですが、第一声が「でも」で始まる人と一緒にいて、違和感がありました。
なんだかずっと否定しているような感じがする…
自分の中で他意はなくても、相手にとっては心地よくない口癖です。
自分と同じような口癖の人を見て、自分も他の人に同じようにしていると気づきました。
環境を変えた
口癖「×××(書けない…)」
我慢していること、抑えていることが、長い間うまい具合に消化できないと、口癖となって言葉に表れます。
まさに言霊です。
無意識で口にしていて、「はっ!」と気づくこともありました。
そのときのひどい口癖は何種類かありましたが、環境を変えた途端になくなりました。
このタイプの口癖は、精神状態と密接な関係があります。
毎日、口にしていると更によくない状態になります。
付き合う人や働く環境を変え、心が乱される根源から距離を置きました。
3つだけ意図的に口癖にした
口癖「なんとかなる」、「ありがとう」、「どうしたい」
何かあったときにも、反射でこの口癖がでてくるようにしたくて意識しました。
「なんとかなる」
できない、厳しい、難しい、キツイなどが口癖だと現実もそうなります。
一方でなんでもかんでも「できる」と言い切るのも私にはしっくりきません。
そこで、「なんとかなる」です。
正確には「なんとかする」のですが、「なんとかなる」のほうが好きです。
「ありがとう」
これは、褒められたときや感謝されたときに、その気持ちを素直に受け止めるためです。
自分が常に発している言葉は、誰かに言われても自然に受け入れることができます。
褒められたときや感謝されたときに、「いえいえ」と返していましたがやめました。
「どうしたい」
何か物事を思考するときに、「どうしようか」というワードがいつも頭に浮かんでいました。
これを「どうしたい」に変えました。
「どうしようか」と悩むのではなく、「どうしたい」と自問自答することで、自分の望んでいる選択をするようになります。
まずは口癖を知ることから始める
なんとなく無意識で使っている言葉を書き出してみましょう。
意外と多いかもしれません。
会話をするときにでる口癖は、言葉を発する前にワンテンポ置けば、でなくなります。
そして日々、自分の発する言葉に意識を向けていると、その口癖はなくなります。
ひとりでいるときにでる口癖は、内容を意識してみましょう。
それが、自分のリズムや自己暗示のようなものであればいいのですが、あまりにもひどい内容であれば、その根源を見直しましょう。