他の人と比較して、なんだかモヤモヤするしイライラする、なんとも言えないうらやましい嫌悪感、それは嫉妬です。
嫉妬の正体
嫉妬する人はカッコ悪いとか、ネガティブのイメージとして捉えられていますが、嫉妬の裏に隠れているものは自分が望んでいることです。
やりたいことや、好きなことはうらやましいと思う気持ちと繋がっています。
そして、自分にもできると感じているものに対して嫉妬します。
年収1,000億円の世界的に成功している人には嫉妬しないけど、年収1,000万円の自分のまわりにいる人には嫉妬する。
上場企業の社長で成功している人には嫉妬しないけど、ひとり社長で成功している人には嫉妬する。
努力すれば届くかもしれないという思いが、私たちを嫉妬させます。
嫉妬しているだけでは始まらない
私はサラリーマン時代、夢を追いかけている人や独立、起業している人に嫉妬していました。
「大人になったほうがいいよ。」
「失敗したら取返しがつかなくなるよ。」
とかどうしょうもないことを言っていました。
この言葉は私が会社を辞めるときに、言われる側になりました。
その嫉妬の裏にあったものは「自分の人生を他人に依存しないで、自分の力で生きていきたい」という思いです。
しかし、嫉妬を感じたときは、その裏側には気づきませんでした。
まず「負けた」そのあとに「自分のほうがすごいのに」と感じていました。
でもそんなこと人には恥ずかしくて言えません。
そして嫉妬の裏側にある「自分が望んでいること」に気づかないと、嫉妬は行き場をなくし悪口や陰口に変換されます。
嫉妬しているだけでは何も始まりません。
嫉妬を未来につなげる
他の人と比較して、なんだかモヤモヤするしイライラする、なんとも言えないうらやましい嫌悪感を感じているならば、それは嫉妬です。
そしてその裏には自分のやりたいことが隠れています。
自分と向き合って、嫉妬していることを認めるのはキツイのですが、真剣に自分と向かい合うことで、自分が本当に望んでいるものを気づかせてくれます。
嫉妬することはカッコ悪いことではなくて、やりたいことを見つけるきっかけになる感情です。
「いいな~」
「くそ~」
「自分にもできる」
と感じたら、その対象をしっかりと見ましょう。
どんな人のどんなところに嫉妬感じているのか。
どんな人のどんなところが、自分のやりたいことと重なっているのか。
これが分かると、嫉妬は悪口や陰口に変換されず、向かう方向が明確になりエネルギーに変換されます。
嫉妬を感じたらチャンスです。
やりたいことを実現する力に変えていきましょう。