「過去にとらわれず、未来におびえず、今を全力で生きる」
私の好きな言葉です。
やみくもに生きるのではありません。
今を全力で生きるのにもコツがあります。
ありたい姿を明確にする
小さな行動目標を、毎日確実にひとつひとつ達成していく過程が「今を全力で生きる」ということではないでしょうか。
「今を全力で生きる」ために必要なものは、「行動目標」です。
行動目標を立てるときには、まずは「ありたい姿」をイメージすることから始めましょう。
自分のありたい姿は、日々変化します。
私が会社を辞めたのは、31歳と38歳のときでした。
7年間の成長とともに、自分のありたい姿も変化しました。
ありたい姿を考えるときのポイントは生活を思い描くことです。
これが最初です。
理想の暮らし、理想の家族、理想の家、理想の仕事などです。
どうしてそう思うのかもセットで考えます。
最初はあたりさわりのないことしかでてきませんが、それでいいです。
理由もワンフレーズでいいです。
そしてそれを視覚化させます
これをしないと進みません。
「書く」という行為の威力は絶大です。
「書く」ことを疎かにして過ごした期間は、何も変わりませんでした。
私は方眼紙のノートに書くのが好きなので、ノートにまとめています。
これを今も続けています。
現状に満足していない人は同じことを言います。
過去の私も同じことを言っていました。
・理想よりも現実をみろ
・夢は叶わない
・キレイごと
・あやしい
理想の自分に近づくために散々試してきた結果、確実に言えることは、人はイメージした以上の自分には決してならないということです。
とことん理想を追いかけましょう。
理想のスケジュールをつくる
次に理想の1日のスケジュールをつくります。
これが行動目標になります。
まず朝と夜を決めましょう。
1日の最初と最後をどのように過ごしたいのかを決めます。
朝ごはんをゆっくり食べたい
そのために、6時におきる
そのために、23時には寝る
そのために、22時から体をリラックスさせ、寝る準備が必要
そのために、遅くとも20時には会社を出る
など、より具体的にイメージできるようにつくります。
イメージしていないことは絶対に具現化できません。
朝と夜の過ごし方を変えていけば理想の生活に少しずつ近づきます。
その次に、朝と夜以外の午前午後のスケジュールを決めます。
時間を区切って、何時から何時まで何をどうするのか具体的に決めます(最初のうちは、朝と夜だけでもしっかりスケジュールどおり実行しましょう。)
そしてスケジュールどおり実行します。
自分の理想の生活(まずは朝と夜)を、1日のスケジュールに落とし込んでいるから、そのスケジュールどおりに生活すれば、朝と夜は理想の生活をしているということになります。
それを毎日繰り返していれば、1日の始まりと終わりのルーティンができます。
朝と夜がルーティン化できたら、朝と夜以外の午前午後のスケジュールの精度を高め実行します。
理想の生活のために「なんとなく」を手放す
スケジュールどおり実行しようとすると時間が足りなくなります。
そして「無駄」に気づくようになります。
「必要のもの、残したいもの」だけを選び、「なんとなく」を手放しましょう。
・上司や同僚が帰らないから残業をする。
・スキルが上がらない仕事。
・だらだらやる仕事。
・愚痴や悪口だらけの飲み会。
・仲良しメンバーだけでの毎日のランチ。
・時間があれば目的もなくネットやSNSばかり見ている。
・毎日コンビニ食を食べている。
・山積みになっている本。
なんとなくしているのならやめてみましょう。
これらのひとつひとつを取捨選択することで、人生レベルで変化が起きます。
・人からの依頼を断れない人がきちんと断れるようになります。
・自分の判断に自信がもてるようになり、自分を好きになります。
・自分と向き合って選んでいくのは、自信になります。
・感覚が研ぎ澄まされ、必要なものがわかって迷わなくなります。
1ありたい姿をイメージし視覚化
2理想の1日のスケジュールをつくり実行(まずは朝と夜をルーティン化)
3必要なものだけを選び、あとは手放す
今現在の自分にとって、心地よい状態をつくりましょう。
愚直に自分と向き合って進んでいける人が、気づいたら大きく成長している人なのでしょう。
日々実践あるのみです。
今を全力で生きましょう。