少し前に、強烈なストレスを感じることがありました。
私は、わかりやすい体質なので、すぐに身体に現れます。
すぐに身体に現れるので、対策もすぐに打てます。
ですので、心と身体のバロメーターが大きく崩れることはありません。
それにしても、ストレス耐性って何年経ってもつかないものです。
ストレス耐性はつかない
私は、営業会社に7年、税理士法人に4年勤務しましたが、どちらも非常に過酷な状況でした。
相当なストレスを抱えながら乗り越えてきたつもりです。
でも、ストレスに強くなっている訳ではないのです。
昔の後輩に、「メンタル強すぎですよ」、「自分だったら耐えられない」と言われたことがあります。
今思うと、強靭なメンタルでストレスに強かったのではなく、異常なことにも気づけないくらい感覚が麻痺していただけだったのでしょう。
このときは、身体に異常をきたしていたけど、無理やり働いてガタがきました。
自分の限界値がわかったので、それはそれでいいのですが、あれ以上続けていたらと思うと恐ろしいです。
世の中には、そもそもストレスをあまり感じない人と、敏感に感じる人がいます。
ストレスを敏感に感じる人が、過酷な状況を経験してきても、ストレス耐性はつきません。
慣れる、強くなる、耐性ができる、のではなく
麻痺しているだけです。
過酷な環境から距離を置くと、自分がどれだけ無理をしていたのかが、よく分かります。
怖いはGO、嫌いはNO
社会人になってから、大人数を前にしてのプレゼンやスピーチを経験しました。
初めてのときは、お腹が痛くなるくらい緊張しましたが、何回も経験することで慣れて、いつしかほどよい緊張に変わりました。
これは、ストレスを感じていた訳ではなくて、
「ただ怖かっただけ」
・やったことがない
・うまくできないかも
・何が正解か分からない
みたいな手探り状態のときって怖いものです。
怖いという感情は、ストレスとはちょっと違います。
良いストレス、適度なストレスという表現になるのでしょうか。
チャレンジや変化のときに感じる刺激です。
私の場合、ストレスは、
「怖い」ではなく「嫌だ」と感じるもの
怖いはGO
嫌いはNO
みたいな感じです。
嫌だと感じるものを、何回も経験してもストレスには強くなりません。
強くなったのではなくて、ただ麻痺してしまっているだけではないでしょうか。
私の場合は身体に現れるから、わかりやすいです。
身体に現れない人は危ないかもしれません。
麻痺していて危険シグナルを感知できなくなって、そのまま続けて、いきなり倒れるなんてこともザラにあります。
たとえ身体に現れても、ブラック企業の場合、会社としてはおかまないなしなので、心身ともに改善されることは難しいでしょう。
ストレスからは全力で逃げる
社会にでると多少なりともストレスにさらされます。
ストレスに弱いと自覚している人は、全力で逃げることをお勧めします。
重複しますが、私の場合、チャレンジや変化をしているときに感じる刺激は、ストレスとはいいません。
ストレスは「嫌」なことを強いられているとき、「嫌」な状況のときに感じます。
そして、ストレスからは、どんなに逃げても、完全に逃げ切るのは難しいです。
しかし、ストレスに弱い人は、何も対策をしなければ、あっという間に心身ともにダークサイドに堕ちます。
そこで、ストレス耐性をつけようとしても、ストレスに強くなることはないというのが持論です。
我慢し続けても、ストレスには強くなりません。
それどころか、顔色は悪くなり、常に眉間にシワがより、いつもイライラする。
そんな過去の私と、今の私の比較がこちら。
写真の明暗があるとはいえ、目つきと顔色が全然違う……
数年前まで、顔が怖いとか、顔が土色をしているとか、大きな病気ではないかとかよく言われていましたが、ただ我慢していただけです。
ストレスに強い人、ストレスを感じない人は、そもそもストレスの情報を得ようとは思わないはずです。
ストレスに弱い人が、弱ったときに情報を得ようとします。
・ストレスのタイプ
・自分のタイプ
・ストレスに強くなる方法
など、ネット上には、たくさんの情報が溢れています。
有用な記事も多々あるのですが、結局のところ
ふ~ん。そうなんだ。
で終わってしまうのですよね。
なので、私は全力で逃げることをお勧めします。
どこに逃げるか。
自分の理想とする姿へ逃げましょう。