「あなたもみんなと同じように苦労しなさい」
私がサラリーマン時代に言われて衝撃を受けた言葉です。
当時は言葉どおりに200連勤することになってしまいました。
休日出勤手当や残業代はでませんでした。
今でいう超ブラックです。
自分も苦労したのだからあなたも苦労するべき?
新しいことを覚えるとき、やりたいことを始めるときに、苦労はつきものです。
お金と時間を捻出して、体力と精神力をフル稼働させて、身につけていきます。
そして身につけた力を、誰かの役に立てるように使います。
私が苦労してきた(今も)のは、
・営業
・税理士業
・キャリアアドバイザー業
・独立・起業
などですが、最も苦労したのは「生き方」「働き方」を「自分で決める」ということです。
方向性が定まればあとはやるだけですが、なにをどうしたらいいのか分からない状態というのは、とても不安で何かにすがりたくなります。
お金も時間もたくさん使ってしまいました。
私と同じように「自分の生き方を自分で決めたい」「でもどうしたらいいのか分からない」と苦しんでいる人に、同じようにお金も時間もたくさん使って苦労しなさいとは言いたくありません。
あの時の私と同じような苦労をしなくてすむように、次のステップに進むための「きっかけ」になることを日々発信しています。
感謝される仕事
自分の仕事が誰かの役に立つことができて感謝されて報酬をいただく。
最高の仕事ですし、ずっと追い求めている仕事でもあります。
実際にはどんな仕事でしょうか。
営業時代には感謝された思い出がありません。
売上ノルマがすべてでした。
押し売りのように強引に売り、今月を乗り切る。
そして来月も来年も10年後も同じ。
エンドレスに続きます。
得意先も感謝するのではなく、買ってあげたというスタンスです。
こういう状況で長い間働いていると、ダークサイドの思考になってもおかしくありません。
税理士業は好きな仕事です。
クライントに必要とされ1対1で向かい合ってクライアントのために全力で仕事をして感謝される仕事だから好きです。
キャリアアドバイザー業も好きな仕事です。
過去の自分が何年も苦しみ多額の投資をしてきたことが、同じように苦しんでいる人の役に立つことができるようになったのが嬉しいです。
税理業もキャリアアドバイザー業も、誰かに頼りにしてもらえるのが嬉しいのです。
だからこそ全力で応えたいですし、満足していただいたときは、この仕事をやっていてよかったと思えます。
私は、少数派の考え方をしていると言われます。
フリーランスとして生きている立場からすると、最高の誉め言葉なのですが、少数派は人より苦労します。
私と同じような感覚、価値観の方は、適切な相談相手が少なく、同じように苦しんでいる可能性があると思うのです。
そういう方々の役に立ちたいです。
自分の苦労が誰かの役にたつ
私は、税理士としても、キャリアアドバイザーとしても特殊能力があるわけではありません。
バックボーンも優秀なものではありません。
不器用で人の何倍も苦労してきました。
だからこそ伝わるものもあります。
このブログでも、学術的なことは書きません。
あくまでも私が経験して、失敗して、乗り越えてきたことのみをお伝えしています。
「みんなと同じように苦労するべき」ではなく「自分の苦労が誰かの役に立つ」ように発信し、仕事を受けています。