先日、喫茶店で、デキるビジネスマン風の方が後輩と思われる方にアドバイスをしていました。

その会話の中のワンフレーズに、私のセンサーが反応してしまいました。

「正しい方向に正しい努力をするんだよ」

正しい方向?

正しい努力?

当たり前のことのような、それでいてフワっとした感じがするのは私だけでしょうか。

「正しい方向=なんのために」「正しい努力=どうやって」

以下、「正しい方向に正しい努力をする」を、私がこの後輩の方へ説明してみます。

分かるようで分からないことを、理解するには、自分の得意なことや経験してきたことに当てはめると、しっくりきます。

たとえば、

これを筋トレ、ボディメイクで考えると、

・健康のために筋トレをするのか

・細マッチョになるのか

・ゴリマッチョになるのか

・地区大会に出場するのか

・全国大会に出場するのか

・世界大会に出場するのか

どこを目指すかで、食事やトレーニング内容が、まったく違うものになります。

健康のために筋トレをする人と、大会で優勝を狙っている人とでは、やることがまったく違うのは当然です。

大会で優勝を狙っているのに1日3食では少なすぎるし、健康のためなのに1日6食では多すぎです。

自分が考えていることと、行動が一致しないときは、自分が望むような結果にはなりませんよね。

 

つまり、

正しい方向というのは、

「なんのために」をはっきりさせる

正しい努力というのは、

「どうやって」をはっきりさせる

という理解です。

 

これって、実はとても難しいことですよね。

「なんのために」と「どうやって」は、頭で考えるだけでは、答えにたどり着けません。

「なんのために」と「どうやって」が、頭の中でグルグルして、結局何がしたいのか分からなくなります。

よくある話です。

動き出すときに、瞑想ばかりしていても何も始まりません。

 

「なんのために」と「どうやって」をざっくり決めたら、とりあえず「やる」べきです。

考えることが大好きな私の経験上、考えているだけでは、本当に何も変わりません。

びっくりするくらい何も変わりません。

私はこのステージを突破するのに何年も停滞していました。

1「なんのために」

2「どうやって」

3「やる」

はセットです。

高速PDCAからの低速PDCA

私の場合、色々と試してみた結果、最初のステップとして、「なんのために」と「どうやって」と「やる」を同時に進行させるのが、しっくりきました。

高速PDCAみたいなイメージです。

そんなにガチガチに正しい方向、正しい方法を決めないで、やりながら方向も方法も変えていく感じです。

こうしているうちに、自分の中でちょっとしたノウハウが積み重なってきます。

 

最初の頃は、明らかに自分の変化が分かる時期なので、言い換えると何をやっても結果が出る時期です。

・本当に自分のやりたいことなのだろうか

・本当にこれであっているのだろうか

みたいなことを悶々と考えるより、「外に出て」、「人と会って」、「アウトプット」しましょう。

この3つだけで十分です。

 

しばらくすると、どこかで違和感を覚え始めます。

何かが違う。

何かがおかしい。

何かしっくりこない。

このままでいいのだろうか。

みたいな感覚です。

停滞したら、「なんのために」と「どうやって」を徹底的に考えます。

ここで、とことん自分と向かい合います。

 

この二段階目のステップでは、「やる」の比重を抑え気味にします。

低速PDCAにシフトを変えます。

私は、停滞しているときに、「なんのために」と「どうやって」と「やる」を同時に進行させても、空回りすることが多かったです。

これって、以前の自分が成功してきた方法では、対応できないステージに立っているからなのですよね。

自己啓発オタクからのアドバイス

「正しい方向に正しい努力」をするって、言葉にするのは簡単ですけど、実践するのは本当に難しいのですよね。

何が正しい方向で正しい努力かも分からないので、手探り状態から始めて、軌道修正しながら方向を定めていく。

これを愚直に繰り返せるかどうか。

 

自己啓発オタクだった私は、相当な数の自己啓発を試してきました。

でも、一生懸命に自己啓発しているうちは、自己啓発されませんでした。

そんな私から言えることは、

とにかく、最初のうちは「やる」。

ある程度できるようになってきて、次のステップに進むまでは圧倒的に行動重視。

これだけは間違いありません。

そして、必ずどこかで停滞するときがくるので、そのときに、とことん「なんのために」と「どうやって」を突き詰めるのをお勧めします。

 

自分のいるステージによって、

「やる」ことを重視するのかタイミングなのか

「考える」ことを重視するタイミングなのか

を見極める必要があります。

明確に言語化できなくても、「なんかおかしいな」と感じたら、それは変化するタイミングなのかもしれませんね。