赤字でも会社は倒産しません。

でも、お金が無くなったら会社は倒産します。

お金がすべてではないけど、お金がなければ事業は継続できません。

資金繰りは、会社運営の最重要課題のひとつです。

お金の流れをざっくり把握する

資金繰りを、Excelでざっくり把握しているという方が多いようです。

資料はざっくりでいいので、キャッシュフローの内容をもう少し掘り下げてみましょう。

キャッシュフローというと難しく聞こえますが、お金の流れを把握するという点で、

資金繰り表と同じものだと考えてください。

注目するポイントはこれだけです。

1 期首の現金

2 期末の現金

3 現金の増減

4 営業キャッシュフロー

5 投資キャッシュフロー

6 財務キャッシュフロー

1期首の現金
期首に持っているお金です。

2期末の現金
期末に持っているお金です。

3現金の増減
当期中のお金の増減です。
この内訳が下の3つです。

4営業キャッシュフロー
・売上が入金される
・費用を支払う
といった営業活動から得たお金です。
つまり本業で稼いだお金です。
プラスかどうかが重要です。

5投資キャッシュフロー
・固定資産を売ってお金が増える
・固定資産を買ってお金が減る
など投資に使ったお金です。
営業キャッシュフローの金額以下であれば、営業活動で得たお金を投資したと考えられるので、マイナスでも問題ありません。

6財務キャッシュフロー
・借入金を受けてお金が増える
・借入金を返済してお金が減る
・増資を受けてお金が増える
・配当金を支払ってお金が減る
など財務に使ったお金です。
大抵は借入金です。
マイナスであれば、借入金の返済が多かったと考えられます。
プラスであれば、借入をしたと考えられます。
財務がプラスのときに、営業キャッシュフローがマイナスであれば、
本業で儲けがなく、借入をしていることになるので、危険信号です。

どれだけ稼げているかを把握する

このキャッシュフローの考え方を、資金繰り表と一緒に考えます。

Excelで作成している資金繰り表を少し加工する程度です。

こうすることによって、本業でどれだけ稼げていて、どれだけお金を使えるのかが分かります。

資金繰りが悪化してきた場合の対処法

資金繰り悪化の原因は限られています。

入ってくるお金が減る

売上が減る

費用が増える

売掛金の回収が遅い

出ていくお金が増える

在庫を抱えすぎている

設備投資に多額のお金を使う

買掛金の支払いが早い

借入金の返済

どの項目に原因があるのかを、認識することが先決です。

回収と支払をチェックする

そして、おろそかになりがちなのが、

・お金の回収

・支払いタイミングです。

まずはここをしっかりチェックしましょう。

お金の回収

営業して売上をつくるところまではしっかりやっているのに、入金の確認を怠るというのはよくある話です。

入金がないことを相手に知らせて催促しなければ、支払いを後回しにされます。

そして、いつの間にか回収不能になります。

そうなる前に、確実に回収する工夫をしましょう。

・前金でもらう

・当月分は当月もらう

・口座振替でもらう

など方法はいくつかあります。

支払いタイミング

入出金のサイトをしっかり決めないと、資金繰りを計画することはできません。

入金サイトはできるだけ短く、支払いサイトはできるだけ長くがセオリーです。

最悪でも、入金と支払いは同時期にします。

支払いが入金よりも先だと、確実に苦しくなります。

支払いに対する入金がいつになるのかを意識しましょう。

工夫次第で、確実に資金繰りは改善します。

いきなり良くなる魔法はないので、コツコツひとつずつ改善していきましょう。