会社といえば株式会社ですが、最近では合同会社という選択肢もあります。

株式会社と合同会社の違いを聞かれることも多々あります。

徐々にですが、合同会社も広まりつつあります。

会社の種類

会社の種類は、4種類あります。

・株式会社

・合同会社

・合名会社

・合資会社

合名会社と合資会社は、出資者が無限責任を負うことになるので、特別な事情がない限り選択することはありません。

株式会社と合同会社は有限責任なので、会社が倒産した場合でも、出資した金額までの責任になります。

多くの場合、株式会社か合同会社で検討します。

近年の設立割合は、株式会社8:合同会社2です。

株式会社と合同会社を比較するときのポイント

株式会社と合同会社の違いは、細かいことを言えばたくさんあるのですが、大きなトピックは3つです。

設立時の費用が安い

近年、合同会社の数が増えているのも、設立費用の安さが大きな理由です。

合同会社の場合、登録免許税 60,000円、定款認証0円

株式会社の場合、登録免許税150,000円、定款認証50,000円

あわせて約140,000円ほど、合同会社のほうが安くなります。

合同会社は定款認証の手続きがいらないので、設立を自分で行う場合は事務負担も少なくなります。

電子定款でない場合は、株式会社でも合同会社でも、印紙代が40,000円かかります。

自分で電子定款を一から準備するとなると、手間と費用がかかります。

これはお勧めしません。

(会社設立freeeだと比較的安く簡単にできます)

専門家は電子定款にて会社設立をしますので、印紙代はかかりません。

司法書士への報酬や印鑑代などで、40,000円くらいです。

自分で行う場合と比べて、費用はそこまで変わりませんので、専門家に依頼するのが無難です。

配当方法

株式会社と合同会社では配当方法に違いがあります。

株式会社は出資に応じて、利益配分が決まります。

合同会社は出資に関係なく、利益配分を自由に決めることができます。

会社に貢献したからという理由で決められます。

会社運営の自由度が株式会社よりも高いため、柔軟な配当ができます。

しかし、逆に会社の規模が大きくなったときには、デメリットとなる可能性もあります。

利益配分が出資者同士のトラブルの一因になります。

複数の出資者と合同会社を設立する場合は、配当方法についての規定をつくることをお勧めします。

資本金の計上方法

株式会社は、1,000万円出資した場合、資本金500万円、資本準備金500万円とすることができます。

あくまで2分の1を超えない範囲で、資本金ではなく資本準備金に計上することができますので、資本金700万円、資本準備金300万円とすることも可能です。

合同会社は、1,000万円出資した場合、資本金0円、資本剰余金1,000万円とすることも可能です。

出資した金額のうち資本金に計上する額は自由に決めることができます。

細かい話ですが、合同会社の場合は資本準備金ではなく資本剰余金になります。

この資本金配分は、消費税と登録免許税に影響します。このあたりは、税理士や司法書士と一緒に検討することをお勧めします。

結局どっちがいいか

税務上の取り扱いは、株式会社も合同会社も一緒です。

結局、株式会社と合同会社は何が違うのか一言でいうと、

知名度です。

株式会社には、その名称に知名度と信用力があります。

会社名を前面に出すビジネスや、どんどん拡大していくというスタンスならば、株式会社がいいでしょう。

一方で、会社名を前面に出さない美容室や飲食店、家族経営のようなスモールビジネスの場合は合同会社のデメリットはないように思います。

自分のビジネスにおいて

・法人名称の影響力はあるのか(会社名が前面に出るのか)

・会社設立にどれくらい費用をかけられるのか

を、検討材料としてみてはいかがでしょうか。